お正月に食べるおせちの由来 祝い肴三種の関東と関西の違いについて調査!

「おせち(お節)料理のご予約承ります」をデパートでよく見かける時期になりましたね。今回はお節料理の由来と、おせちのメインとなる祝い肴三種について、関東と関西の違いについて調べてみました!

お節料理の由来

お節(おせち)は「御節供(おせちく、おせつく)」からの略で、元々は、中国からの影響で奈良時代からあった季節の変わり目の五節句(1月7日の通称七草の節句、3月3日の桃の節句、5月5日の菖蒲の節句、9月9日の菊の節句)のご祝儀膳を指していたのものが、年の始まりの七草の節句のお正月料理を指すものに由来しております。実際にお節(おせち)料理と呼ばれるようになったのは第二次世界大戦後以降と、意外と最近だったみたいです。

お節の基本は、祝い肴三種(三つ肴、口取り)、煮しめ、酢の物、焼き物が中心となりますが、祝い肴三種の内容が地方によって違うようです。

比較的しっかり味付けのしたものが多いですが、火を聖なるものとし、お正月期間は火をなるべく使わず、日持ちするよう工夫がされた料理です。(と言ってもお節は個人的には1日で飽きてしまいますが)

スポンサードリンク

基本となる祝い肴三種の内容を東西比較!

関東 祝い肴三種の内容

黒豆、数の子、ごまめ(田作り)

関西 祝い肴三種の内容

黒豆、数の子、たたきごぼう

黒豆は、真っ黒に日焼けするほど健康にまめに暮らす、という無病息災を祈った食べ物、

数の子は、その形状より子孫繁栄を祈って。

3品目が東西で、ごまめかたたきごぼうの差があります。

ごまめは、五万米とも書き、別名田作りともいうくらい、イワシを肥料に使った田んぼが豊作だったことから、豊作を祈念したもの。

たたきごぼうは、ごぼう自体をたたいて開くことから、開運を祈願して、他には、地に根を張る野菜であるので家庭安定の意味、鶴や鳳凰などの瑞鳥に似ている(似てます??)から、これも豊作を祈って。

おせちは由来からしても、長い歴史のある料理だったのですね。

東西で代表的な違いを上記には挙げましたが、他地方都市の祝い肴3種も気になります。

他にも、お節料理に並ぶ品々はそれぞれに語呂や縁担ぎの意味が込められたものですので、是非来年のお正月はそれぞれの意味をかみしめながらお節料理を味わってみてください!

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする